片づけが終わって、テーブルの上に少し空間が戻る。前の記事では週末の部屋を整える五つの手順をたどりました。今日はその続きとして、整えたあとにどんな香りを選ぶかを詳しく考えます。部屋のにおいを「消す」ためではなく、家事から自分の時間へ気持ちを切り替える合図として、ハーブと花の香りを選んでみます。
まずは香りの輪郭を選ぶ
すっと風が通るような清涼感がほしいなら、ユーカリやペパーミントを含む香り。やわらかい余韻もほしいなら、ゼラニウムの花の印象が重なるもの。香りの「結果」は家事が上手になることではありません。いったん手を止めて、今の自分は軽やかさと落ち着きのどちらが好きかを確かめられることです。毎回同じ答えでなくてもかまいません。
小さく香らせる
香りの合図に使うなら、精油に対応したアロマストーンやディフューザーを一つ用意します。ストーンは小皿にのせ、器具と精油の表示で使用可能な量を確認してから、まず少量を落とします。作業を終えた場所から少し離れた安定した位置に置き、換気を保ちながら数分後の部屋の印象を確かめてみてください。香りが強いと感じたら置く距離を変えるか使用を止めます。

今日は清涼感を主役にしたいなら、ハーブの印象がはっきりした一本を。花のやわらかさがほしい日には、フローラルが重なる一本を選ぶ。複数の精油をすぐ混ぜず、それぞれを別の日に試すと違いをつかみやすくなります。ブレンドを作る場合は、使う器具と精油の双方が混合を認め、量や対象者の注意を確認できるときだけ。根拠のない配合比率はここでは勧めません。
香りがすぐ分からなくなったら、足す前にいったん部屋を離れ、戻ったときの印象を確かめてみてください。鼻が香りに慣れていることがあります。掃除用品と一緒に使ってよいか迷うときは、洗剤や布、家具へ精油を直接加えず、家事を終えて手を洗ったあとに独立した芳香用の道具で楽しむと使い分けが明快です。ストーンに使えるかも製品表示を確認してください。
日本アロマ環境協会の使い方と注意を参考に、精油を原液のまま肌につけたり、飲んだりしないでください。子どもやペットの手が届かず、同じ部屋の人も心地よく過ごせる場所を選びます。妊娠中や持病のある方は使用前に専門家へ相談を。なお、後で紹介する新月ブレンドは、公式の注意表示で妊娠中と3歳未満の子どもの使用を控えるよう案内されています。不快感を覚えたら使用をやめて換気してください。
ハーブの先に花の余韻
こんな香りの変化を楽しみたい方には、naturaumのエッセンシャルオイル【003 新月ブレンド】10mlもあります。公式表示によると、ユーカリ、ティーツリー、ペパーミントの清涼感にゼラニウムとミルラが重なるブレンド。涼しいハーブの輪郭の奥に、花と樹脂の余韻を探すように芳香浴で味わえます。使用前に商品と器具の表示を確認してください。
片づけの手順から読みたい方は週末の部屋を整える記事へ。ストーンという道具そのものを知りたい方はアロマストーンを使う記事へ。ここでは家事を終えたあとの香りの選び方を中心にしました。ほんの数分でも、自分の時間へ戻る回復の余白を楽しんでください。


