レモンの皮、バジルの葉、庭で見た花。気になった植物の写真は、スマートフォンの中に少しずつ増えていきます。その写真に香りの一言を添えて、小さな図鑑にしてみませんか。
立派な植物図鑑を完成させることより、家族が何を見つけ、どんな言葉で話したかを残す一冊です。紙を折ったミニ冊子でも、ノートの数ページでも始められます。
最初は、三つの植物で一冊に
たくさん集めようとするより、身近にある三つを選びます。例えば食用のレモン、バジル、ローズマリー。名前がわかり、普段の暮らしで見たり使ったりしているものが、最初の材料に向いています。
用意するのは、紙かノート、写真、のり、色鉛筆。紙を切る作業は大人が担当し、写真は印刷するか、見ながら絵を描いてもよいでしょう。精油や植物の液体を紙に付けず、写真と言葉で香りを記録します。
一ページは、四つの枠でつくる
| 枠 | 書く・貼るもの |
|---|---|
| 名前 | 植物名。わかる範囲で、家での呼び名も添える |
| 姿 | 全体の写真、葉や果皮を近くで写した写真 |
| 香りの言葉 | 家族それぞれの感想を一言ずつ |
| 出会った日 | 日付、場所、どんなときだったか |
例えばレモンなら、「買い物から帰った日」「皮がでこぼこ」「明るい香り」といった記録で十分です。専門的な説明をたくさん書くより、自分たちの発見が読めるページにしましょう。

写真は「全体」と「近く」の二枚を
一枚目は、植物の形がわかるように撮ります。二枚目は、気になった部分へ近づいて撮ります。葉の筋、花の集まり方、果皮の粒。見る距離を変えると、同じ植物から違う発見が生まれます。
食材を撮るときは明るい窓辺のテーブルに置き、背景を一枚の紙にすると形が見やすくなります。外の植物はその場所のルールを守って観察し、触れたり摘んだりせず写真だけを残す方法でも楽しめます。
感想は、誰の言葉かわかるように
同じ植物を見ても、感じ方は違います。「さっぱり」「お料理みたい」「緑の色が好き」。一つの正解にまとめず、家族の名前や印を付けて、そのまま並べてみてください。
香りを表す言葉が浮かばないときは、「どんな時間に出会ったか」「何を思い出したか」から書くこともできます。言葉遊びを加えたい日は、香りの言葉カードを使ってみましょう。

表紙には、一冊のテーマをつける
「わが家の台所の香り」「秋に出会った植物」「休日の三つの発見」。表紙の名前を決めると、写真の集まりが一つの作品になります。
植物の写真を一枚貼り、日付と作った人の名前を添えます。余白に好きな色で線を描くだけでも十分。表紙に凝りすぎず、中のページをあとから増やせるようにしておくと、気軽に続けられます。
次のページは「同じ植物の別の日」にする
図鑑を増やすとき、毎回新しい植物を探す必要はありません。同じバジルを別の日に撮る、同じ果物を家族の違う人が言葉にする。比べられるページがあると、一冊を見返す楽しみが増えます。
以前は形に注目していたのに、今日は色が気になった。そうした視点の変化も、記録する価値があります。植物の名前を覚えるだけでなく、見方が育っていく一冊です。
完成したら、一人一ページを紹介しよう
図鑑を閉じる前に、それぞれ好きなページを一つ紹介します。「この写真が好き」「この言葉が面白かった」。作業の時間だけでなく、見せ合う時間までが作品づくりです。
香りをめぐる小さな発見を、家族の記憶に変える。忙しい日々の中でも、手を動かして話すひとときが、回復の余白になります。大人の香り選びへ進むなら、naturaumの精油コレクションで、図鑑に登場した植物名を探してみても楽しいでしょう。
企画・編集:naturaum|2026年9月24日。写真と言葉を用いる工作で、精油は使用しません。植物の扱いは家族の年齢やアレルギーに合わせ、大人と一緒に楽しんでください。
アイキャッチはCanvaで制作したAI生成イメージです。

