二本の精油、言葉で比べる|ムエットで作る香りの対比メモ

二本の精油を別々の試香紙で比べる木の机の情景。画像はイメージです。

同じ「好きな香り」でも、選んだ理由は日によって違います。一本ずつ香るだけでは気づかなかった輪郭を、二枚のムエットで並べてみませんか。今回は香りを混ぜず、二本の違いを短い言葉にする方法をご紹介します。

まずは二枚を離して

用意するのは、芳香用の精油二本、試香紙(ムエット)二枚、受け皿、ペンとメモ帳。紙の端にAとBの印を付け、別々の紙に精油を一滴ずつ落とします。紙の香りが重ならないように離して置き、まずA、少し間を空けてBを、鼻から心地よい距離で確かめます。

瓶の名前は、最初は見なくてもかまいません。「今日の自分にはどちらが近いか」を感じることが出発点です。

窓辺で試香紙を持ち、精油の香りを確かめる情景。画像はイメージです。
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三つの言葉で輪郭を描く

メモには、強さを競う点数よりも、香りの様子を三つの軸で書いてみましょう。たとえば「明るい/落ち着いた」「軽い/深い」「葉を思わせる/花を思わせる」。AとBを同じ言葉で比べると、「Aは軽く広がる。Bはゆっくり残る」といった違いが見えてきます。

感じ方には正解がありません。柑橘のような明るさを感じる人も、木の乾いた印象を先に拾う人もいます。好きな理由を自分の言葉で残すと、次の一本を選ぶときの手がかりになります。

今日の一本を選ぶ

数分後にもう一度、二枚を順に香ってみてください。最初に惹かれた方と、時間を置いて手元に残したい方が違っても面白いものです。メモの最後に「今日はどちらを、どんな時間に楽しみたいか」を一行。読書前なら静かな方、窓を開ける朝なら軽やかな方というように、使う場面まで決めてみましょう。

今回は二本を混ぜずに選ぶ練習です。試香紙は受け皿の上で扱い、精油の付いた部分を肌に触れさせないようにします。香りが強ければ紙を遠ざけ、換気してください。製品表示に従って芳香用に使い、飲用や原液の塗布はしません。

試香紙二枚と香りの印象を記すノートの情景。画像はイメージです。
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色で記録したいときは

言葉より色の方が浮かびやすい日は、前の記事「香りを色で選ぶカードづくり」もどうぞ。前回は二つの芳香の印象を色カードに置き、今回は同じ問いを三つの言葉で比べます。自分に合う記録の仕方を選んで、香りの時間を楽しんでください。

参考資料