イランイランを探していたら、Extra、I、II、III、Completeという言葉が並んでいた。同じ植物なのに、なぜこんなに種類があるのでしょう。
その鍵は、蒸留のどの部分を取り出すかにあります。香りの表情が異なるため、数字を順位として読むより、製法の違いとして知ると選びやすくなります。
分画とは、蒸留で得られる部分を分けること
イランイランでは、蒸留の初期に得られる部分をExtra、その後の部分をI、II、IIIといった名前で分けて扱います。Tisserandも、最初の留出分と後に続く分画を区別して紹介しています。Tisserand・イランイランの蒸留
植物の名前が同じでも、取り出した部分が違えば香りを構成する成分の組み合わせも変わります。一つの花から複数の香りの表情を取り出す、香料づくりの面白さが見える例です。
Extraは、蒸留の早い段階の表情
Oshadhiは、Extraを最初の部分から得る精油として紹介し、立ち上がりの明るく軽やかな香りに触れています。一方、同社のIはより豊かな重さ、IIはIIIよりも果実的な表情を持つものとして説明されています。Oshadhi・イランイランの種類
ここで大切なのは、説明にある「軽い」「重い」「果実的」を、良し悪しではなく香りの特徴として読むことです。どの印象を楽しみたいかによって、気になる候補が変わります。

IIIには、木やバルサムを思わせる面も
Berjéは、IIIを後の段階に得られる留出分として紹介し、甘いフローラルの中に、木やバルサムを思わせる表情があると説明しています。Berjé・Ylang Ylang Oil #3
花の精油と聞いて軽やかな印象だけを想像していた人には、意外かもしれません。フローラルという大きな分類の中にも、厚みや余韻の違いがあります。
Completeは、全体を含むタイプ
Completeは、全体の分画を含むタイプとして紹介されます。製品によって、連続した蒸留で得る説明や、各分画をまとめる説明があるため、販売元の製法を確認して選びます。
最初の明るさから後の豊かな表情まで、一つの精油の中で見たい人にとって、調べてみたい候補です。Completeという単語だけで決めず、産地や香りの説明まで読むと、一本の情報がそろいます。
選ぶときのチェックは、三つ
- 表示:Extra、I、II、III、Completeなど、どのタイプか。
- 香り:軽やかさ、甘さ、木を思わせる面など、どんな説明か。
- 使う場面:単品で知りたいのか、ブレンドの中で楽しみたいのか。
二種類を試せるなら、同じタイミングで別々の紙に取り、直後と時間を置いた後の印象を比べます。試香を続けすぎず、休みながら、自分の言葉を残しましょう。

数字の先にある、好きな香りを見つける
ラベルの細かな違いがわかると、同じ植物をもう一度試したくなります。naturaumの精油コレクションも、配合植物や香りの説明を読みながら、自分の好きな表情を探してみてください。
知識が増えるほど、香りの時間に発見が増えていく。一つの花の奥行きから、アロマの楽しみを広げてみませんか。
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アイキャッチは、イランイランの分画を五本の小瓶で表現したAI生成イメージです。実際の製品や色の比較を示すものではありません。

