精油1滴は何ml?|滴数・容量・濃度を読み分けるアロマの計量入門

水色の台に並ぶメスシリンダー、スポイト、精油瓶と電子はかり

アロマのレシピや道具の説明を読むと、「滴」「ml」「%」という三つの表し方が出てきます。何となく同じものとして読んでいたら、今日はそれぞれの役割を整理してみませんか。

単位が分かると、手元の製品表示が読みやすくなり、香りを試した記録も残しやすくなります。

「滴」は数、「ml」は体積

滴数は、容器から落ちたしずくを数える方法。mlは液体の体積を表す単位です。精油の一滴の大きさには、オイルの粘度やドロッパーの形状などが関わります。

Tisserand Instituteの解説では、調査で見られた1mlあたりの滴数に、およそ20〜40滴の幅が紹介されています。滴数をmlへ換算する表を見るときは、その表が何滴を1mlと見積もっているかを確認すると、数字の意味が分かります。

参考:Tisserand Institute|How big is a drop?

換算の前提が変わると、1滴の計算値も変わる

表で使う仮定 計算 1滴の計算値
1ml=20滴 1÷20 0.05ml
1ml=30滴 1÷30 約0.033ml
1ml=40滴 1÷40 0.025ml

この表は換算の仕組みを示した計算例です。実際の容器については、メーカーの案内を確認します。レシピを記録するときも、どの製品と容器を使ったかが分かると、あとで比較しやすくなります。

深緑のトレーに使う精油瓶や計量容器をそろえる女性
使った瓶と道具を一緒に記録して、試した条件を残しましょう。AI生成イメージ。

「%」は、全体に対する割合

体積で考える濃度は、「含まれる精油の体積÷完成品の体積×100」で表します。計算上、完成量100mlの中に精油1mlを含むなら1%。精油同士のブレンド比率とは、分母になる全体が違います。

たとえば、二種類の精油を3:2で組み合わせる場合、それは精油同士の内訳です。そのブレンドを別のベースに加えた完成品の濃度を考えるときは、ベースも含めた全体量を使います。

濃度の考え方の参考:Tisserand Institute|Dilution for essential oils

計算前に、完成量と単位をそろえる

計量のメモには、最初に「何を全体とするか」を書いておきましょう。完成した液体の量なのか、精油だけの合計なのか。この一行で、後から見たときの迷いが減ります。

重さで配合を管理する場合はg、体積ならmlと、目的に合う単位でそろえます。数字だけでなく単位まで残すことが、丁寧な記録の基本です。

黄色い机で四つの欄の記録用紙と電卓を用意した手元
量の数字と単位を、あとから読み返せる形に。記録用紙を用意するAI生成イメージ。

試香ノートに残したい、四つのこと

  1. 精油の製品名、学名、使った容器。
  2. 量と単位、参照した計算表の前提。
  3. 芳香器など、実際に使った道具。
  4. 感じた香りと、次に変えたい点。

数字の記録と、香りの感想は別の欄にしておくと便利です。配合を同じにしたつもりでも印象が違ったとき、使った場所や時間を振り返る手がかりになります。

暮らしでは、製品の案内を出発点に

計算の知識は、製品の使い方を理解するための道具です。芳香器に使う量は道具の説明書から、肌に使う日用品はその製品の使用方法から選びます。

自分で配合を考える楽しみと、完成された製品をそのまま楽しむこと。どちらも香りのある暮らしの入口です。naturaumの精油・ソープ・トリートメントオイルを、使いたい場面に合わせてご覧ください。

次に読む:アロマブレンドの比率の考え方/製品の用途の違い

本文は単位と計算の解説です。計算例の濃度は、すべての精油や用途に共通する推奨濃度を示すものではありません。実際の使用条件は各製品の表示で確認してください。編集:naturaum life/2026年9月24日