「いい香りだった」と思った一本を、あとからもう一度選びたい。そのとき頼りになるのが、香りのノートです。専門用語を覚える前に、自分が感じたことを残してみませんか。短い言葉が少しずつ集まると、好きな香りの輪郭が見えてきます。
一ページに一つの香りを
ノートは、机で開きやすいサイズを選びましょう。一ページを一つの香りに使うと、あとで追記できる余白が生まれます。上には精油名、ブランド名、ラベルの学名、開封日を書き、下には自由に感想を残します。試香した日付も添えると、記録を探しやすくなります。
紙のノートなら色鉛筆で丸を描いたり、感じた景色を小さくスケッチしたり。スマートフォンなら、精油ラベルの写真と文章を一緒に整理する方法もあります。続けやすい形を選ぶことが、最初の一歩です。
書くのは、この五つの欄
| 記録すること | 書き方の例 |
|---|---|
| 精油の情報 | 商品名、学名、ブランド、試香した日 |
| 最初の印象 | 明るい、青い、甘い、乾いた感じ |
| 思い浮かんだ景色 | 果物を切る朝の台所、雨上がりの庭 |
| 時間を置いた印象 | 花らしさが残った、木の印象が見えた |
| 楽しみたい場面 | 手帳を書く夕方、休日の読書 |
一度に全部を埋める必要はありません。まずは第一印象だけを書き、思い出したときに言葉を足していきます。「やわらかい」と書いたら、その隣に「布のような」「花びらのような」と具体的な連想を添えてみましょう。

感じたことを広げる、三つの問い
この香りに色を付けるなら?
黄色、深い緑、淡い紫。直感で一色を選び、小さな丸を描きます。その隣へ「透明感がある」「くすんだ色が似合う」と書くと、自分の印象を視覚でも残せます。
どんな場所で楽しみたい?
窓辺、木のテーブル、旅先の部屋。場所を具体的にすると、実際の暮らしへ取り入れるアイデアにつながります。次に使った日には、その場所で感じたことを追記してみてください。
似ている香りはどれ?
ほかのページを見ながら、似た言葉に丸を付けます。同じ「爽やか」でも、果皮の印象と葉の印象があることに気付くかもしれません。自分の言葉を少しずつ細かくしていく過程が、香りを学ぶ楽しみです。
比べる日は、条件も短くメモ
二つの香りを比較するなら、同じ種類のムエットを使い、それぞれに名前を書いておきましょう。試した順番と時間の目安も残します。手順はムエットの使い方へ。記録の形をそろえると、あとから二つの個性を思い返しやすくなります。
付けた直後と時間を置いたあとを分けて書くと、一つの香りにも展開があると気付けます。トップ・ミドル・ベースノートを学びながら観察するのも面白い方法です。

五つの記録がたまったら、好きな言葉を探す
数ページを並べて眺め、「また使いたい」と感じた香りに印を付けます。そのページに繰り返し登場する言葉を三つ選んでみましょう。「葉」「軽やか」「朝」なら、次の買い物でその印象を探す目印になります。
好きな香りを順位にする代わりに、「仕事のあと」「雨の休日」「旅支度」と場面で分ける方法もあります。暮らしの引き出しが増えるように、香りの使い道も豊かになっていきます。
次の一本を選ぶ楽しみへ
自分の好みが少し見えてきたら、naturaumの精油コレクションを眺めてみませんか。気になった商品名や植物を書き留めて、次に試したいリストへ。香りを選び、記録し、また楽しむ。その繰り返しが、自分らしい回復の時間を育ててくれます。
試香は製品表示に沿って少量で行い、精油や使用済みのムエットは子ども・ペットの手が届かない場所で管理してください。編集:naturaum/2026年9月24日。画像はCanvaで制作したAI生成による暮らしのイメージです。

