「いい香り」と言ったあと、もう少しだけ言葉を続けるとしたら、何を選びますか。甘い、明るい、草みたい、おばあちゃんの家みたい。香りの感想には、その人らしい記憶が顔を出します。
今日はその言葉をカードにして、家族で遊んでみましょう。香りを当てる競争ではなく、感じ方の違いを楽しむゲームです。精油を用意しなくても、思い出す香りだけで始められます。
材料は、紙とペンだけ
同じ大きさの紙を12枚ほど用意します。小さなお子さまと遊ぶ場合は、大人が紙を切っておき、厚めの大きなカードにすると扱いやすくなります。字を書くのが難しければ、絵だけでも楽しめます。
カードは三つのグループに分けます。色を変えるか、隅に丸・三角・四角の印をつけておくと、後で混ぜても分けやすくなります。
| グループ | カードに書く言葉の例 | 遊びの役割 |
|---|---|---|
| 感じる言葉 | 甘い、すっぱい、緑、木 | 香りの印象を表す |
| 時間の言葉 | 朝、夕方、休日、雨の日 | いつの場面かを考える |
| 場所の言葉 | 台所、庭、学校、旅先 | 思い出の景色を広げる |
最初の12枚がそろったら、裏側に好きな模様を描いて完成です。家族の呼び方や、よく行く場所の名前を入れると、わが家らしいカードになります。
遊び方1:三枚から、香りの思い出を話す
各グループから一枚ずつ引き、机の上へ並べます。例えば「甘い/朝/台所」なら、パンや果物を思い浮かべるでしょうか。カードを引いた人が、連想した香りや場面を一つ話します。
ぴったりの思い出が浮かばなければ、「こんな場面があったら楽しそう」と想像しても大丈夫。次の人は、同じ三枚から別の話を考えます。同じ言葉なのに違う景色になるところが、この遊びの面白さです。

遊び方2:一つの植物に、二枚の言葉を選ぶ
レモンやバジルなど、食用として用意した身近な植物を一つ机に置きます。見た目を観察し、香りを楽しみたい人が自分に心地よい距離で確かめます。それから感じる言葉のカードを二枚選びましょう。
「レモンだから、すっぱいが正解」と決めず、「黄色から明るさを感じた」「葉が緑だから庭を思い出した」といった話も歓迎します。理由を聞くと、その人がどこに注目したかがわかります。植物の観察を詳しく楽しむ方法は親子の香り観察の記事へ。
遊び方3:相手に似合うカードを一枚贈る
遊びの最後に、相手へ一枚カードを選びます。「休日。いつも一緒に遊んでくれるから」「庭。植物を育てているから」。香りの言葉が、その人の好きなことや過ごし方の話へ広がります。
贈られたカードは返さなくてもよいように、必要なら新しく描き足します。カードが増えるたびに、家族の小さな思い出も増えていきます。

話しやすくする、三つの工夫
- 答える順番を固定せず、話したい人から始める。
- 「パス」のカードを一枚用意し、見ているだけの参加も選べるようにする。
- 言葉を直す前に、「どんなところからそう思った?」と理由を聞く。
一回の遊びは、二、三周で終わっても十分です。盛り上がったところで、次に追加したい言葉を一つ決めると、また遊ぶ楽しみが残ります。
カードは封筒へ。表には、その日の日付を
片づけるときは一つの封筒にまとめ、日付と面白かった一言を書きます。次に開くとき、「この前はこんな話をしたね」と会話の続きから始められます。
香りを一緒に思い出す時間は、ものをたくさん買わなくてもつくれる暮らしの余白です。大人が自分の香りを選ぶときも、今日見つけた「明るい」「木のよう」といった言葉が手がかりになります。
自分用のアロマを探す日は、naturaumの精油コレクションへ。カードで見つけた好みを、日常に迎える香りにつなげてみませんか。
企画・編集:naturaum|2026年9月24日。この記事の遊びは精油を使用しません。食用植物を用いる場合は家族のアレルギーや年齢に合わせ、大人と一緒に扱ってください。

