好きな精油を二つ合わせたのに、出来上がりが思っていた雰囲気と違う。そんな経験は、香りの組み合わせを知るよいきっかけになります。
見直す順番は、一本ずつの印象、比率、時間の変化です。できた液へ次々と精油を足す前に、少量の新しい試作で条件を一つずつ変えてみましょう。
最初に「どうしたかったか」を一言にする
明るい柑橘にしたかったのか、花のやわらかさを残したかったのか、木の余韻を出したかったのか。目指した印象を一つ書きます。
次に、出来上がった香りを別の一言にします。「花より草らしさが目立つ」「甘さが多い」など、好き嫌いだけでなく、どの部分が違ったかを言葉にすると、直す方向が見えます。
一本ずつを、別々の紙で確認する
組み合わせる前の精油を、名前を書いた別々のムエットで確かめます。片方を遠くに置き、もう片方だけを感じる時間もつくりましょう。目立っている印象が、どちらの精油から来たのかを探します。
二枚を近づけたり、少し離したりするだけでも、重なり方を想像できます。この段階で組み合わせに納得できると、液を混ぜる前に候補を絞れます。
比率は、同じ合計量で比べる
芳香用の試作として、同じ二種類で比率だけを変えると、違いが見えやすくなります。たとえばAとBを合計4滴にそろえ、2対2と3対1を別々に記録する方法です。器具に入れる量は、その説明書で定められた範囲に合わせます。
この4滴は比較の考え方の例で、肌に使う濃度や、どの部屋にも適した使用量を示すものではありません。詳しい配合の考え方は、アロマブレンドの比率の考え方|3:2を保ちながら、香りを記録するで確認できます。

よくある三つの印象を整理する
一種類だけが目立つ
目立つほうの比率を下げた別案をつくり、元の案と比較します。両方を同じ滴数にすることが、香りの印象を同じ強さにするとは限りません。まずは二種類のままで、比率の違いを見ます。
最初はよかったのに、後で印象が変わる
嗅いだ直後だけで決めず、少し時間を置いた紙も確認します。「最初」と「後」の感想を別々に書くと、どの時間の香りが好きなのかわかります。トップ・ミドル・ベースノートの考え方が、ここで役立ちます。
何を感じているか、わからなくなった
試香をいったん区切り、別の時間に戻ります。同じ香りを続けて嗅ぐと印象が弱まることがあるため、休憩も比較の条件に入れましょう。Tisserand Instituteの嗅覚の慣れに関する説明
気に入った案は、名前より先に条件を残す
精油名、メーカー、滴数、試した日、直後と後の感想。少なくともこの五つを残しておくと、次に再現するときの手がかりになります。瓶やドロッパーによって滴の大きさが変わるので、同じ道具を使ったことも大切な情報です。
「雨の日の窓辺」などの名前をつけるのは、その後のお楽しみに。数字と情景が一緒に残ると、自分だけの香りの記録になります。

完成したブレンドを味わう日も
自分で組み合わせる日もあれば、完成した香りをそのまま楽しみたい日もあります。naturaumの精油コレクションも、配合植物を読みながら香りの重なりを想像してみてください。
目指した香りへ少しずつ近づく過程そのものが、暮らしの楽しみになります。今日は一つの条件を変えて、次の発見を待ってみませんか。
画像は試作品の比較と記録を表現したAI生成のイメージです。

