ラヴィンツァラ、ラビンツァラ、ラベンサラ。精油の名前を見比べていると、どこまでが表記の違いで、どこからが別の植物なのか、迷うことがあります。
そんなときの頼りになるのが、ラベルに書かれた学名です。難しく見えるアルファベットも、買いたい一本を確かめるための道しるべになります。似た名前を整理して、納得して香りを選べるようにしていきましょう。
まず、二つの植物名を並べる
マダガスカルでラヴィンツァラを生産するBETSARAは、ラヴィンツァラをCinnamomum camphoraの1,8-シネオール型、ラベンサラをRavensara aromaticaと区別しています。似た呼び名でも、同じ植物の言い換えではありません。出典:BETSARA・生産者のFAQ。
| 呼び名 | 確認する植物名の例 | 一緒に見る表示 |
|---|---|---|
| ラヴィンツァラ/ラビンツァラ | Cinnamomum camphora | ct. 1,8-cineoleなどのタイプ |
| ラベンサラ/ラベンサーレ | Ravensara aromatica | 植物名、採油部位、製法 |
日本語の音だけで照合せず、植物名まで見るのがポイントです。商品情報の表記が違うときは、販売店に原料の学名を確認すると、購入したいものを具体的に伝えられます。
ラヴィンツァラは、タイプの表示まで読む
BETSARAが紹介するラヴィンツァラは、葉を蒸留した1,8-シネオール型です。ここでct.はケモタイプを示す表記で、成分の特徴を読むためのもの。植物名に続けて記録しておくと、製品を比べるときに役立ちます。
プラナロムのラヴィンツァラ製品にもCinnamomum camphoraの植物名があり、芳香成分として1,8-シネオール、サビネン、α-テルピネオールが表示されています。こうして異なるメーカーの情報を読むときも、共通する項目を並べると理解しやすくなります。参考:プラナロム・ラヴィンツァラ製品情報。

売り場で迷ったときの、三つの確認
1.商品名の下にある学名を読む
パッケージの正面だけでなく、側面や商品説明も見てみましょう。オンラインなら原材料、植物名、学名といった項目を探します。カタカナの名前を一度脇に置くと、比較がしやすくなります。
2.採油部位とケモタイプをそろえる
同じ植物名が見つかっても、部位やタイプの情報を続けて確認します。「葉から採る1,8-シネオール型を探している」と具体的に言えると、販売店への質問も簡単です。
3.使いたい方法に対応するかを見る
室内の香りとして使うのか、完成した化粧品を探しているのか。植物名の確認が終わったら、製品の用途と使用条件へ進みます。原料を知ることと、使い方を決めることを順番に考えると、迷いが少なくなります。
よくある疑問を、短く整理
カタカナ表記が少し違ったら、別の精油?
音の表記だけでは判断せず、学名・部位・タイプを合わせて見ます。読み方の違いなのか、原料自体が違うのかを確認するためです。
1,8-シネオールと書かれた精油は、どれも同じ?
成分名が共通していても、原料植物まで同じとは限りません。例えばニアウリの記事でも、この成分タイプを取り上げています。植物名と組にして読むことが、違いを知る入口です。
店員さんには、どう聞けばよい?
「Cinnamomum camphoraの、葉から採った1,8-シネオール型を探しています。用途の表示も見せてもらえますか」と伝える方法があります。メモや商品ラベルの写真を見せてもよいでしょう。

一度わかった名前を、自分の記録に
気に入った一本が見つかったら、商品名だけでなく、学名・タイプ・部位・メーカー名をセットで残してみましょう。次に買い足すとき、同じ情報を探すだけで比較できます。
ラベルを読めるようになると、精油の世界は少しずつ身近になります。香りを知る時間も、自分のために取っておく回復の余白です。日常で使うブレンドを選ぶときは、naturaumの精油コレクションの原料紹介も、ぜひ読んでみてください。
編集:naturaum|2026年9月24日。植物名の表記は出典資料に沿って記載しています。使用対象・用途・量はお手元の製品表示でご確認ください。画像は植物名や製品表示を確認する場面のAI生成イメージです。植物図は特定の樹種を識別する資料ではありません。

