レモンのように感じるのに、原料は緑の葉。メリッサの香りには、植物の世界の面白さが詰まっています。ハーブとしては「レモンバーム」という名前を聞いたことがあるかもしれません。
その名前を入口に、果実のレモンや細長い葉のレモングラスと比べてみましょう。似た言葉で表される香りから、違う植物の姿が見えてきます。
メリッサとレモンバームは、同じ植物の名前
メリッサの学名はMelissa officinalis。レモンバームとも呼ばれる植物です。精油は葉や茎などを水蒸気蒸留して作られ、柑橘を思わせるハーブ調の香りを持ちます。植物・抽出情報の参考:doTERRA Melissa 製品資料
商品によって抽出部位の表記が異なることがあるため、購入時にはその一本の表示を確認します。「植物名」「抽出部位」「抽出方法」の三つが読めると、ハーブとして知っている名前と精油の瓶がつながります。
三つの「レモンのような香り」を、植物から比べる
| 名前 | 植物を思い浮かべる手がかり | 精油の原料・製法の例 |
|---|---|---|
| メリッサ | レモンバームの緑の葉 | 葉・茎などの水蒸気蒸留 |
| レモン | 黄色い柑橘の果実 | 果皮の圧搾 |
| レモングラス | 細長い葉が茂る草 | 葉・茎の水蒸気蒸留 |
同じようにレモンを連想しても、原料の植物と取り出し方には違いがあります。レモン精油とレモングラス精油の記事では、それぞれの背景を紹介しています。
まず写真を並べ、丸みのある葉、果皮、細長い葉の違いを眺めてみてください。そこから香りを想像し、実際に試して答え合わせをする。知識を覚えるだけではない、植物を観察する楽しみ方です。

香りのメモは、「共通点」と「違い」に分ける
三種類すべてをそろえなくても、手元にある一本と、店頭で試せる一本から始められます。メリッサを確かめるときには、レモンに似ていると感じる部分と、葉やハーブを思わせる部分を分けてメモしましょう。
例えば「共通点:明るい柑橘の印象」「違い:葉のような奥行きを感じる」。この二行だけでも、香りを選ぶ手がかりになります。試香紙に名前を書き、休憩を挟みながら、少しずつ確かめてください。
気に入った香りを見つけたら、説明文を読む前の感想と、読んだ後に気付いたことを分けて残すのもおすすめです。自分の感覚と植物の情報が、ノートの中で並びます。

ハーブの姿を知ってから、精油を選ぶ
園芸店やハーブガーデンで、名前が表示されたレモンバームを見つけたら、葉の形や色を観察してみませんか。管理者が触れてよいと案内している場所なら、指示に沿って植物の香りも確かめられます。
精油を嗅ぐ時間と植物を眺める時間を別の日に持つと、二つの記憶をつなぐ楽しみが生まれます。葉の写真に、精油を試したときの一行を添える。そんな小さな植物ノートを作ってみましょう。
暮らしに迎えるなら、小さな楽しみを一つ決める
メリッサを選ぶ理由を「この時間に楽しみたい」と具体的にしてみてください。休日に手紙を書くとき、窓辺で植物の写真を整理するとき、手帳を開く午後。自分の好きな場面があると、一本の精油が日常の中に居場所を持ちます。
芳香器を使う場合は、製品の案内に沿って少量から。どこに置くか、いつ片付けるかも含めて、無理なく楽しめる形を見つけましょう。
植物を知る楽しさを、毎日の香り選びへ
果実、葉、花、木。香りの背景を一つ知るたび、ブレンドの成分表も楽しく読めるようになります。naturaumの精油コレクションでも、使われている植物と楽しみたい時間を結び付けて、次の香りを探してみてください。
日常に回復の余白を作る、小さな植物との出会い。花・葉・果皮・樹脂からアロマを学ぶ記事へ進めば、ほかの植物も違う角度から眺められます。
本記事は芳香を楽しむための案内です。精油は飲用や食品への添加をせず、原液を肌に付けずに扱い、各製品の使用条件を守ってください。編集更新:2026年9月24日。

